漫画『カードキャプターさくら』のクロウカード編からさくらカード編を経て、最新のクリアカード編まで、全ストーリーを一気に楽しみたい方向けに、最適な読書ガイドをまとめました。
CLAMPによる本作は、1996年に始まり2024年完結のクリアカード編まで、計28巻に及ぶ長編です。どこから読み始めれば全体像が掴めるか迷う方におすすめの構成をご提案します。
この記事では「どの巻から手に取るべきか」「各編の巻数・構成」「読む順序のコツ」を徹底解説します。
- 『カードキャプターさくら』全28巻の構成と読む順番
- クロウカード編・さくらカード編・クリアカード編の違いと魅力
- 全巻を効率よく一気読みするための方法とポイント
クロウカード編から始めるべき理由
『カードキャプターさくら』を初めて読むなら、まず「クロウカード編」から読み始めるのが鉄則です。
この編は物語の導入部として、さくらの魔法の出会い、友人関係、ライバルとの出会い、成長を描く非常に重要なパート。
物語全体の土台であり、世界観や設定を理解するための鍵となる章なのです。
「クロウカード編」とは?
クロウカード編は、全12巻構成のうち第1巻から第6巻に該当します。
物語は、主人公・木之本桜が図書館で偶然見つけた「クロウカード」を封印から解き放ってしまうことから始まります。
その結果、魔術師クロウ・リードの遺産であるカードたちを回収しなければならなくなり、ケルベロスや李小狼らと共に冒険を繰り広げていきます。
ここから読むメリット
登場人物たちの関係性や性格、魔法の仕組みと世界観のルールが丁寧に描かれているため、その後の「さくらカード編」や「クリアカード編」にスムーズにつながります。
さくらがなぜ魔法少女となったのか、なぜクロウカードを集める必要があるのかなど、すべての起点がこの編に詰まっています。
また、各エピソードには心温まる友情や家族との絆も描かれ、単なるバトルものではない多層的な魅力を体感できます。
クロウカード編を読むおすすめの方法
現在、紙の単行本(全6巻)に加え、電子書籍版や愛蔵版も登場しており、好みに合わせて選べます。
- 電子書籍ならKindleやBOOK☆WALKERなどで手軽に読める
- 愛蔵版ならカラーイラストや特別付録付きの豪華仕様でコレクションにも最適
まずはこの6巻を通して読むことで、『カードキャプターさくら』の世界にしっかりと浸ることができます。
さくらカード編へのスムーズな繋がり方
クロウカード編を読み終えた後、自然に手に取るべきなのが「さくらカード編」です。
物語の時系列も続いており、キャラクターの関係性や設定がそのまま引き継がれているため、違和感なく物語に没入できます。
この編から物語の核心やキャラクターの成長が一気に深まるのも見逃せないポイントです。
何巻から何巻まで?
「さくらカード編」は第7巻から第12巻までが該当します。
クロウカードのすべてを集め終えた後のさくらが、新たな使命として「クロウカードを“さくらカード”へと変える」試練に挑むストーリー。
魔力の本当の意味、カードの真価、そしてさくら自身の覚醒と成長を描く重要なフェーズとなっています。
物語の流れ
クロウカードはもともと魔術師クロウ・リードが創り出したものですが、その後継者として選ばれたのがさくらです。
さくらはカードを自らの魔力で“再契約”し、自分だけの魔法カード「さくらカード」へと変換していきます。
この過程で新キャラ「エリオル・ヒィル・クロウ」も登場し、彼の正体とさくらの関係もストーリーの中核をなします。
「さくらカード編」からの読み始めはあり?
たまに「さくらカード編から読んでもいいですか?」という声を見かけますが、それはおすすめしません。
この編は明確に「クロウカード編」の続編として書かれており、前作でのカード収集やキャラ同士の関係性を知らないと楽しさが半減してしまいます。
シリーズ全体の流れを理解するには、必ず第1巻から順に読み進めることが大切です。
最新「クリアカード編」を読むには?
クロウカード編・さくらカード編を読み終えた後、ぜひ手に取っていただきたいのが最新章である「クリアカード編」です。
2016年から『なかよし』で連載開始された本章は2024年についに完結。
内容はより神秘的に、より成長したさくらの姿を描いており、ファンなら必読のシリーズとなっています。
クリアカード編は何巻?
クリアカード編は第13巻〜第28巻(単行本16巻分)にあたります。
この構成により、『カードキャプターさくら』の物語は合計で全28巻という大作となりました。
特に後半はCLAMPの繊細な描写と複雑なストーリー構成が際立ち、読み応えが一層増しています。
章の特徴と注目ポイント
舞台は中学生になったさくらの新生活。
新たな夢に導かれ、不思議な透明(クリア)カードの出現と、それに関わる謎の存在に立ち向かっていきます。
この章の注目点は、完全新作の魔法カード「クリアカード」の力と性質、そして新キャラクター・詩之本秋穂とユナ・D・海渡の登場です。
どこで読める?
紙の単行本(通常版・特装版)として全国書店やオンラインで購入可能。
電子書籍なら以下の主要プラットフォームで全巻配信中です:
- Kindle(Amazon)
- BOOK☆WALKER
- コミックシーモア
- dブック、楽天Koboなど
期間限定で無料試し読みや割引セールも行われていることが多いため、各サイトをチェックしてお得に読むのもおすすめです。
全巻を一気に読むためのステップ
『カードキャプターさくら』全28巻を一気に楽しむためには、効率的なステップが必要です。
順番通りに読むのはもちろん、購入方法や読み方の工夫をすることで、スムーズに物語の世界に没入できます。
ここでは私の実体験をもとに、具体的な読み進め方を紹介します。
①順序通りに読む
まずはシリーズの基本構成を押さえておきましょう:
- クロウカード編(第1巻〜第6巻)
- さくらカード編(第7巻〜第12巻)
- クリアカード編(第13巻〜第28巻)
この順番通りに読むことで、キャラクターの成長やストーリーの深まりを自然に追うことができます。
②特装版や電子書籍でもOK
全巻を一気にそろえるとなると、収納や価格、入手のしやすさも気になりますよね。
そんなときは、電子書籍版を活用するのがおすすめです。
- スマホ・タブレット・PCなどでいつでもどこでも読める
- シリーズごとにまとめ買いセールが開催されることがある
- 場所を取らず、一気読みしやすい
また、特装版や愛蔵版では、描き下ろしイラストやインタビュー、小冊子なども楽しめます。
③読むペースの目安
1巻あたり約170ページ前後あるので、1日2〜3巻を目標にすれば、1週間〜10日程度で全巻を読破可能です。
忙しい方は「1編ずつ」区切って読む方法も有効です。
たとえば「週末にクロウカード編」「翌週にさくらカード編」…と進めていくと、無理なく楽しめます。
まとめ:「カードキャプターさくら」全28巻一気読みガイド
『カードキャプターさくら』は、クロウカード編(1~6巻)→さくらカード編(7~12巻)→クリアカード編(13~28巻)という3つの章構成で展開されています。
この順番で読むことで、さくらの成長や魔法の進化、仲間たちとの絆の深まりをしっかりと味わうことができます。
CLAMPによる緻密なストーリーと美麗な作画は、今も色褪せることなく、多くの読者を魅了し続けています。
各編にはそれぞれ異なる魅力があり、魔法バトルとしての面白さ、人間ドラマとしての深み、ファンタジーとしての奥行きを兼ね備えた作品です。
「かわいいだけじゃない」、それが『カードキャプターさくら』の真骨頂。
物語をすべて通して読むことで、キャラクターたちの人生や選択に、深く心を動かされる体験が待っています。
まだ読んだことがない方も、昔途中で止まってしまった方も、今こそ全28巻を一気読みしてみませんか?
さくらの世界を、最初から最後まで旅することで見えてくる「魔法の本質」を、ぜひあなたの目で確かめてください。
- 全28巻を3つの章に分けてガイド
- クロウカード編は物語の導入と世界観理解に最適
- さくらカード編では主人公の成長と新たな力に注目
- クリアカード編は中学生編で謎と展開が深化
- 読む順番を守ることで感動が最大限に
- 電子書籍や特装版での一気読みもおすすめ
- 全体を通じて魔法と心のつながりを描く名作
コメント